手作り黒バナナ

Pisang Hitam

いやいや、健康法でも美容法でもないですよ。
PPAPのピコ太郎さんが
「美容院で、切った髪の毛を集めるアルバイト」があって今日は来れません。(東奥日報社)
って理由で出演できなかった記事をネットで読んで、
日本にも、そのバイトあるんだ!と、初めて知り(笑)
髪の毛繋がりで書いただけ。
さて、バリ舞踊を習う皆様にはお馴染みの
アティ・ササ(別名:黒バナナ)

手作り黒バナナ

お持ちの方は、ジックリ観察してみてください。
それ、人間の切った髪の毛を集めて作ってあるんですよ・・・。
ピコ太郎さんがバリ島を廻って集めた成果かもしれませんね。
普通のアティでも、芯が入った硬めのアティも、材料は切った髪なので
こぼれ落ちた毛が頭にチクチク刺さったり
粗悪品だと肩に粉みたいに短い毛が落ちてたりしてイヤ~な感じ。
私はバリ舞踊のウィッグとか、アティ・ササとかが、昔からなんとも気持ち悪く
毛糸とかでゴマかせないもんか?と、黒い毛糸でアティを自作したことがあるのですが、色が黒すぎて目立つし、丸めてもフニャフニャで、前髪が盛れないんですよね。
そんな時、知人の「姉が抜け毛を集めて、まとまったら売っている」という話でピン!ときました。
他人の毛でなく、自分の毛で作ればいいんではない?!
自分の毛でも、頭から離れると気持ち悪いんですが、見知らぬ他人よりも身近な存在だし(?)何よりもハサミで先端を切ってないからチクチク度が違うはずです。

作り方

材料:
・自分の髪の毛 適量
・針金 30cm程度
・黒糸(縫い糸、毛糸など)
・黒いビニールテープ
・アーネット 数枚

  1. シャンプーの時、手に絡みついた抜け毛を集める。
    (床に落ちると何かゴメンなさいな気がするから手のを)
    洗濯ネットなどで乾かすと、怖くないです。
  2. Lサイズのジップロック一袋分くらい溜める。
  3. 溜まった髪の毛を再度シャンプーを使って洗い、乾かす。
    ごわごわが良いのでコンディショナーは不要
  4. 柔らかいアルミの針金などに、黒いビニールテープをまく。
    先端は痛くないよう、ラジオペンチなどで丸めてください。
  5. 針金の周囲を髪の毛でくるんで、黒糸で固定する。
  6. 周囲にさらに髪の毛をくるみ、アーネットで覆う。
    ここでは糸で固定せず、覆うだけです。

アティらしい形に整えつつ、6のアーネットで覆う作業を複数回行うと、自分の人体パーツで作ったアティ・ササが完成!

美容院で切った髪の毛は、どうしても短い毛が含まれるし、
長い髪だけで作ってあるものは、なかなかお目にかからない(私の使う店では)ので、自分で作るというのは、おすすめ。
汚れたら洗えるので清潔(そのために、錆止めのビニールテープ)です。
オーソドックスなアティが上手に出来たら、
次は高さを変えて、コンテンポラリーなどにも!
毛は、やっぱり気持ち悪いと思う方は、日本髪を結うのに使う「毛たぼ」というのが日本では売ってるらしいので、それでチャレンジしてみてください。
実物を見たことないのですが、少し柔らかすぎ?
でも、髪の毛には馴染む色と材質っぽいですよ。