パングル・ガムラン・バリ 楽器のバチ

「パングル」というのは、バリのガムラン楽器を演奏するのに使う道具です。
それぞれの楽器で、異なったパングルがもちいられます。
金槌みたいな形、料理の麺棒みたいな形、巨大なロリポップみたいなもの、すりこ木棒みたいな形、などなど。

panggul gamelan bali gangsa
ガンサ系楽器用のパングル

この写真では、ガンサ系の楽器(プマデなど)で使われるパングルが写っています。
金槌のような形をした木製のバチは、15cmほどの長さで、持ち手部分は20cmあります。
写真左から3番目のトリコロール・カラーのシールが巻かれたものが、市販されているパングルです。
この他に、金色のシールが巻かれたもの、何もつけないシンプルなものなどが、それぞれ職人の好みで作られます。

f (kadek ferry)は、いつも演奏しているので、握った感覚だけで自分のパングルが判ります。
しかしm (真由美)は、女性ガムラン楽団で演奏し始めてまだ4年、そこまで確信が持てません。
他の演奏者のパングルと入れ替わったりすることもあります。
「なんで今日は叩いても音が響いてくれないんだろう???」
と思っていたら、パングルが他の人の物だったというのもしばしば。
mのパングルは時々fが端を処理して叩きやすいように加工してくれています)

どのパングルも見た目がほぼ同じなので、たいていの演奏者は、自分の名前をマジックで書いています。中には名前を彫り込むオシャレな人も。

panggul gamelan bali gangsa
m専用パングル

mも、他の人に差をつけようと、リボンを巻いて試してみました。
写真のパングル、なかなかカッコイイでしょ???
厚みがあるリボンだったので、重さが邪魔するかと思いましたが、ほとんど影響なし。
そこで、家にあるほとんどのパングルも、グルグル巻いてデコレーションしました。

panggul gamelan bali gangsa
m専用パングル

しかし!こんどは、どれが自分のパングルか、わからなくなった・・・
一番磨り減ってないのだと思うけど・・・そのうち可愛い♥マークでも入れます!