ブンガ

bunga

ブンガ  (ブンガ, クンバン, ケンバン,Bunga,Kenbang)

ブンガとは、花のことです。ケンバンとも言います。
バリ舞踊に欠かせないもの。
花撒きの踊りで撒くのに必要なほか、冠のグルンガンに使ったり、耳元に挿したり、髪の毛につけたりします。
ブバンチハン舞踊の場合、両耳に指すことが多く、右(箸を持つ方)が赤い花、左が白い花。
演奏者は左側の耳の上に白いジュプンの花。
というのをよくみます。

ブンガ ジュプン

Bunga Jepun
ジュプンの花
プルメリアの一種の白い花。香りが良いです。
バリ舞踊の頭飾りには、この花がよくつかわれます。レゴン舞踊のグルンガンを埋め尽くすのもこの花。
恐らく皆さんのイメージにあるプルメリアは、ホテルに飾ってあるものだと思います。
このジュプンは、ジュプン・カンボジャと呼ばれる大型のもの。
踊りでは、ジュプン・バリまたは、ジュプン・チュンダナという小型のものが好まれます。(色、雰囲気ともに)

ブンガ マワール

Bunga Mawar
バラの花。
舞踊では赤が使われます。なんだかフラメンコみたい・・・と思っていたら、もともとはハイビスカスだったらしいです。
長時間飾ってもしおれないので、生花ではこちらが好まれるのかもしれません。
踊り子の頭飾りで、ブンガマスの中央や耳の脇に飾ります。布&プラスチック製の造花がほとんどです(ハイビスカスでなくバラのままですが)。

ブンガ チュンパカ

Bunga Cempaka
チュンパカの花
チュンパカ・プティ(白)とチュンパカ・クニン(クリーム色)がありどちらも非常に香りが良いです。(市場で売っているのは香料がかけられている場合もありますが)
結婚式のときなどには、このチュンパカ・プティとクニンをそれぞれ10~20個も使って、頭に挿します。

ブンガ プチュック

Bunga Pucuk
ハイビスカスの花
ハイビスカスはインドネシア語でケンバン・スパトゥ(靴の花)と言います。
ブンガ・プチュックは、同じハイビスカスですが、色が濃く、花も一回り小さいので、耳に挿すのにちょうど良い大きさなのです。
チャロナラン(ケチャも)の時は、魔よけにもなるとかで、プチュックを挿しているということを、昔何かで読んだ気がします。