ニャールッド

nyalud

ニャールッドは、バリ舞踊の動作のひとつです。

バリ舞踊図鑑

手を広げてまわし、物を抱えるように止めます。

図は、シラン・パダの足位置の場合のニャールッド。

右アガムのときは、左正面に向かって右腕が先に内側に入るよう回転。
左アガムのときは、右正面に向かって左腕が先に内側に入るよう回転させます。

この動きが、どうしても体操みたいになってしまいカッコワルイなぁ。とか
大雑把すぎて、エレガントに出来ないわぁ。と感じる方は、
プールや湯船の中で練習すると良いです。
抵抗を感じながら動く、という感覚を発見できます。

レゴン舞踊で出てくる一番最初のニャールッドを
私の先生は「トーン・パッ・ダー」と独自表現(?)し、
とにかくガムラン演奏の音にピッタリ合わせて動け!
と、入場を繰り返し練習させられました。
舞台に出て最初でハズすと、その後の踊りも良くないんだ。
と、縁起担ぎの様な意味だったんだろうか?と今になって思います。

いまでも癖で、ついつい普通の「ニャールッド」を
「トーン・パッ・ダー」と言ってしまい、
恥ずかしい思いをする事があります。
擦り込みって、すごい。