バリ舞踊「レゴン・ラッサム完全版」をザックリ切ってみました。
ラッサム王の悲劇の恋の物語を描いた「レゴン クラトン ラッセム」は、公演やオダランで観る機会があるものは30分くらいに短縮されたバージョンですが、実際には1時間ほどの長さのある曲です。短縮版ではチョンドンが一番目立っていますが、あくまでも脇役です。完全版を見ると主役が「ラッセム」である事がよ~くわかります。パート分けは、大まかに太字の部分くらいに分けるのが普通です。
※写真全部揃わないので一部「似た」画像使ってます。
- チョンドン
Condong - 女官役チョンドンの部分。細かく言うと、このチョンドンのパートの中にも、更に四部のパートがあります。
‥Papeson
‥Kidang rebut muring
‥Ngigelang kepet
‥Petangkilan
- レゴン
Legong - レゴン登場部分
プリアタンのレゴン部分
- バパン
Bapang - チョンドンがレゴンにキパスを渡した後の激しい部分。
貧乏ゆすりが入る部分です。
- ププソン
Pepeson ≒papeson - レゴンが座って踊る部分
チョンドンを入れずレゴンのみを演じる場合には、ここから踊るみたいです。
- プンガワ
Pengawak ≒pangawak - レゴンが同じ動きで踊るシーン
プンガワは曲の核になるパートです。これぞレゴン!って感じの部分です。
- プンギチェ
Pengecet ≒pangecet - レゴンが左右に分かれ、向き合って同じ動きを踊る
相手の動きが見られるから、何も考えずに気持ちよく踊れます。というか、きちんと振り付けは覚えましょうネ、私。
- プングラングラン
Pengrangrang - レゴンから、ラッセム王とランケサリ姫に分かれる
- プンギプッ
Pengipuk - ラッセム王の求愛シーン
- プナンキラン
Penangkilan - 従者がラッセム王の出陣の準備を手伝うシーン
- タニュン・ラッサム
Tanjek Lasem - 出陣したラッセム王が落馬するシーン。
ガルーダに攻撃される前に、一度落馬するんです。ここで
「痛たたた!今日、俺、何か運悪くねぇ?」
と思って出陣を止めないラッセム王の無謀さにホレボレ・・・
- ガルーダ =パクシ
Garuda=Paksi - 凶兆の鳥ガルーダがラッセム王を攻撃するシーン
- プヌトゥップ =プカアッド
Penutup (=Pekaad≒pakaad - ラッセム王からレゴンに戻り、踊りの幕を閉じる