- 舞踊名:
- レゴン クンティール舞踊
- 原題:
- Tari Legong Kuntir
- 種類:
- バリバリアン 舞踊
- 製作年:
- 古
スバリ(Subali)とスグリウォ(Sugriwa)の兄弟が、欲を出して争い、罰として猿にされてしまう話。
西暦紀元前のインド叙事詩ラマヤナ物語の中から取りあげてあります。
スバリ王子とスグリウォ王子というハンサムな兄弟がいました。
ある日、彼等の美しい姉(妹説も有)アンジャニ(Anjani)王女が、母親のウィンドラディ(Dewi Windradi)からチュプマニッ・アスタギナ(Cupumanik Astagina)という眼鏡をもらいます。
この眼鏡は世界中で起きている出来事を、過去・現在・未来を問わずに何でも見て取れる。
という不思議な力を持っていました。
それを知った兄弟は、自分達がその眼鏡を手に入れたいと争いを始めます。
騒ぎを聞きつけ、父であるレシ・ゴタマ(Resi Gotama)神が様子を見に来ました。
いつもは穏やかな父ですが、事の顛末を知って怒りを抑えきれず、とうとう息子達を猿の姿に変えてしまいます。
(文献によると、怒りをコントロールできなくなった父親のせいで姉も猿の姿になったとある)
木の枝で叩き合い、弓を引き合う兄弟ですが、相手の姿と、毛の生えた自分の手を見て、猿に変わっている事に気が付き、ショックのあまりに、そこで争いは終わる。
この猿になった兄弟が、この後もまたまた違う件でケンカしてもめる話がレゴン・ジョボグ(Legong jobog)で踊られます。→【ちょっと一言!】