キパスとは、扇、扇子のことです。
衣装にあわせて表にピンクや緑や紫、裏は黄色の配色の扇子で、竹製の軸を赤く塗ってあります。外周にリリアンの飾りがついたものなどもありますが、バリ土産の扇子に見えてしかたなく、どうも格好悪い気がします。
キパスを持つときは黄色い面に親指をあてる。 これは複数で踊る際に同じ色が見えるためのルール。
(逆を好む踊り子も多いです、黄色で無い方を親指)。
黄色が無い場合は、両面のうちの薄い色だそうですが、踊る前に衣装に合わせて、キメのポーズが決まる時に見栄えがする色を決めれば良いと思います。
軸に近い側と遠い側とで色を切り替えた両面同配色のもあり、
こちらだと、レゴンなどで二人がキパスの裏表を持ち間違えてもバレないです。
市場などに置いてある土産用のキパスは、軸が弱く色落ちもするので、長く使いたい場合は、お勧めできません。
軸の金具も、クギだけでは壊れやすいので、ワッシャーを嵌めてあるものが丈夫です。
また、新品は開いた状態で作成したものを、折り曲げてあるだけなので、開閉がスムーズにはいきません。
しかし、硬くて開くときにキッ!と音がする扇子でも、練習で使って手になじませていくと容易に開閉できるようになります。
(本番用に綺麗な状態の扇子を使いたいのはやまやまですが、やはり練習の時から本番用を使うのをオススメします。)