バリ舞踊には、基本のポーズ「アガム」があります。
ひとつのアガムから、次の形に移る流れる動きや、それを演奏者にアンセルとして伝える動きを「タンギス」。
また、舞台上で立ち位置を移動する動作を「タンダン」といい、
この三つが、バリ舞踊を踊る上での基本動作とされます。
それに、キャラクターの性格や、喜怒哀楽を伝える表現力「タンケップ」が加わって、バリ舞踊が成り立つといわれます。
また、「アガム」「タンギス」「タンダン」「タンケップ」とは別の組み合わせで
バリ舞踊の特徴として「ウィラガ」「ウィラマ」「ウィラサ」が使われることもあります。
しかし、私はもう「二つ」バリ舞踊には絶対に必要なものがあると強く思います。
舞踊の習得が数年経過すると必ず実感する二大要素ですので、頭でなく心と身体で発見してください。
これが揃うと、大して踊れなくてもバリ人から「これぞバリ舞踊だ」言われ、
逆に、これを理解しないと、日本人からみると超上手い!のに、バリ人からは(特に大物芸能家から)
あれはバリ舞踊の動きの体操と言われてしまいます。