ティルタ・サリ

tirta sari

ティルタサリ (Tirta Sari)

© TIRTA SARI & mayumi inouye

古典レゴン&バロン公演

グループ名
ティルタ・サリ|Tirta Sari
プログラム
古典レゴン&バロン
日時
金曜日
開始時間
19:30
会場
Balerung Peliatan     地図
チケット代
100,000 ルピア (data:JUL2019 )
送迎
無料送迎が18:45頃にウブド・ツーリスト・インフォメーション前を出ます
★★★★★
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ティルタ・サリの古典レゴン&バロン公演予定日

  • 2024年04月26日(土) 19:30
  • 2024年05月03日(土) 19:30
  • 2024年05月10日(土) 19:30
  • 2024年05月17日(土) 19:30

ティルタサリ楽団について

ティルタサリ楽団は、1978年、バリ舞踊界今世紀最高の演出家と歌われたプリアタン村プリ・カレラン家のアナック・アグン・グデ・ングラ・マンダラ翁によって創立されました。翁自身も優れたダンサー、演出家でありましたがまた、当時廃れかけていた「愛の神」のガムラン、スマル・プグリンガンの復活にも尽力をつくし、本来王の寝所のための音楽として使われていたというその甘い音色と、プリアタン村に古くから伝わるレゴン舞踊と共に、ティルタサリは一躍世界的なグループとなりました。運営は現在翁の息子のうち、A.A.グデ・バグース・マンダラ・エラワン氏とA.A.グデ・オカ・ダラム氏に引き継がれ、バリ島内での評価はもちろん、今までに日本、アメリカを初めとして数多くの海外公演を成功に導いています。

source: 公演プログラムより

ティルタサリ定期公演プログラム

1. インストゥルメンタル スカール・ゲンドゥ

20世紀中頃に活躍した作曲家、イ・ワヤン・ロットリング(I Wayang Lotring)作曲による器楽曲です。

2. プスパ・メカール

古典舞踊劇ガンブーの侍女役、「カカン・カカン」の踊りをヒントに人々を歓迎し祝福するために作られた踊りです。

3. レゴン・ラッサム

バリ舞踊の代名詞と言えるほどよく知られるようになったレゴン舞踊。現在まで数多くつくられたレゴン舞踊の中でも最もポピュラーな演目がこのレゴン・ラッサムです。その物語は古典舞踊劇ガンブーの題材でもあるジャワ島を舞台とした古典文学「マラット」に取材しています。
舞踊はチョンドンと呼ばれる侍女役の華やかな踊りで幕を開け、その後レゴンの二人による物語へと続きます。黄金のとんぼを追ううちに森に迷い込んでしまったジャワ島ダハ王国の王女ランケサリは、それを見つけたラッサム王子に保護されます。ランケサリ王女の美しさに強く惹かれたラッサム王は何度も求婚を試みますが、王女にはすでにパンジ王子という婚約者がいたために、これをかたくなに拒絶されてしまいます。絶望のうち、ラッサム王はダハ王国に攻め入る決心を固めます。しかしそのとき神鳥ガルーダが現れ、戦場で王を待つものは死であると予言します。王はそれを振り切り、死の待つ戦場へと出陣して行きます。完全版では一時間近くかかる演目を、ここでは20分ほどに再構成して上演します。

4. クビャール・トロンポン

20世紀中頃に活躍したタバナン出身の天才舞踊家マリオの作になる舞踊。男性ではありますが、女踊りを得意としていたマリオが、女踊りの衣装で「クビャール(閃光、稲妻)」スタイルの曲に合わせて即興で踊った「クビャール・ドゥドゥック」という座りながら踊る舞踊を基にし、「トロンポン」という楽器を演奏しながら踊る部分を加えたものです。高度な舞踊の技術に加えて中性的な表現、楽器演奏者としての素養も必要とされます。

5. レゴン・ジョボグ

この演目は、インド起源の古典文学「ラーマーヤナ」の中からスバリとスグリウォという兄弟のエピソードをレゴン舞踊に仕立てたものです。元々人間だった兄弟は、ある諍いがもとで猿に姿を変えられてしまいます。
あるとき、二人が洞窟に逃げ込んだ魔物を退治しようと、まず兄のスバリが洞窟に入って行きます。スバリは苦闘の末に魔物を退治する事に成功しますが、兄が負けたと思い込んだ弟スグリウォによって洞窟に生き埋めにされてしまいます。なんとか脱出したスバリは、弟が自分の国と妻を横取りする気でいると疑い、兄弟の戦いが始まります。

6. バロン

百獣の王であり、森に代表される力の象徴でもあるバロンが猿と戯れている場面から始まります。
一方神の国ではシワ神が病に冒されていました。その薬を手にいれるため、シワ神の妻ウマは侍女達に命じ、特別な力をもった木を地上の森に探しに行かせます。魔物チュルルックに姿を変えた侍女達は豚と戯れているところをウマに怒られたりしますが、逆に薬の材料となる木の精バロン・ブルトゥックのいる森にたどり着きます。
チュルルック達は木を切り倒そうとしますが、怒った木の精は冒頭に登場したバロンに姿を変え、怒ってチュルルック達を追いかけます。しかしそれを見たウマは自らを魔女ランダに姿を変え、バロンと対峙します。バロンの手下の兵士達が登場し、ランダにクリス(剣)を突きつけますが、ランダの魔力によって逆に自らの身体にクリスを突き立てることとなります。最後は再びバロンが登場し、兵士達を清め、舞台から去って行きます。


交替演目

レゴン・スマランダナ

神々の住む天界では、シバ神から神にも負けない特別な力を与えられた怪物ニラルドゥラカが暴れまわり、神々は歯が立たず困っていました。そこで神々は、山中に篭って瞑想をしているシバ神に助けを求めることにしますが、シバ神を瞑想から目覚めさせるのは、とても大変なことのため、その役目を愛の神スマラに任せます。シバ神の瞑想を妨げれば、その怒りにあい、一瞬にして焼き尽くされるといわれていたため、妻のラティーは夫の身を案じ嘆きくずれますが、天界を救うためと、止める妻を振り切り、スマラは危険を承知で山へと向かいます。
山中深くで、瞑想するシバ神を見つけたスマラは、感覚のすべてが目覚め愛を感じるようになるといわれている矢を放ちます。矢が当たり、瞑想を邪魔されたシバ神は怒り、第三の目から火を放ってスマラを焼き尽くしてしまいます。
怒りも静まり我に返った時、シバ神は、すべての事情を知り嘆き悲しみ、生きとし生けるものの中に、その魂が生き続けるようにと、スマラの灰を地上に撒き散らします。
レゴン・スマランダナでは、ここまで演じられますが、その後、物語では、スマラの愛の力に触れたシバ髪と、その妻の間に息子が生まれ、この息子が怪物ニラルドゥラカを目出度く退治することになります。

テレック

バリの世界観(善と悪のような二面性)を基に世界の力のバランスを象徴的に描いた仮面舞踊。美女の面テレックは「陽」の象徴、男性の面ジャウックは「陰」を象徴します。

タルナ・ジャヤ

グデ・マニックによって作られた、若い勝利者の踊り。女性の踊り手による男性的な踊りです。

バリス

寺院の聖域を守る戦士の舞。男性のソロ舞踊。少年が初めて習う伝統的な踊りでもあります。

オレッグ・タムリリンガン

1950年代に作られた男性と女性のペアによる蜜蜂の踊りです。花から花へと飛び回るメス蜂にオス蜂が求愛する様子を描いています。

source: 公演プログラムより

2024年 ウブド定期公演プログラム一覧表