ちび太くんの手作り工房

ちび太くんの手作り工房

mayumi inouye
mayumi inouye ©2006 写真撮影とデザインのみ

2006年からティルタ・サリ公演会場で使われています。

今夜の演目を案内する看板。踊りの種類がわかりやすいようにデザインしたつもりですが、格好悪いね。でもプロじゃないので許してもらってます。額縁と、黒い枠に白地でTirta Sari PERFORMANCE PROGRAMと書かれたボックスとはティルタサリの方の手作りです。バリ人って何でも器用にこなすんですね。公演で踊られるレパートリー全種類を作ったので、あなたがバリに行った時には他の看板が見られるかもしれません。

ちび太くんの手作り工房 お気に入り

mayumi inouye
mayumi inouye ©2005 写真撮影とデザインなど

2005年から2013年まで使ってもらってたグンタ・ブアナ・サリ楽団の公演看板です。

私が最初にお手伝いした芸能公演のポスターでもあります。モデルの選出、撮影、デザイン、全ておまかせで、自分の好き勝手に作ってよかったので一番のお気に入り。2014年に踊り子を変更して別のポスターを作りましたが、やっぱり、これが一番好き。ロゴマークのデザインは楽団のメンバーで画家のマンディーン氏。

このポスターをつくった当時、背景黒の看板はグンタ・ブアナ・サリしかなかったんです。正格には全く同じ時期に友人もウブド王宮の公演を黒背景で作ってたらしく

私「写真貼り付けのゴチャゴチャのポスターが多いから、目立つように黒背景にしたんですよ!」

A氏「え!俺が今作ってるのも!」 と、ふたりで、げ~!かぶった~!と苦笑したものです。

それでも、たった二楽団だから、設置当時は、他のポスターより目立ってて、カナリの集客率でしたが、コピー社会のバリのこと、翌年には90%が黒背景になりました。集客率落ちました。ち!

ちび太くんの手作り工房

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mayumi inouye ©2006 写真撮影とデザインのみ

ティルタサリのメンバーが数人バトゥアンの踊り手ジマット氏と一緒に2006年に日本へ行った際、バリでの定期公演を宣伝するのに配付した(らしい)ちらし。グンタ・ブアナ・サリのポスターを見たティルタの人が、文字と写真を入れ替えて同じように作って、と依頼してきたので、似たようなつくりなのさ。

ちび太くんの手作り工房 おいおい次々に

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mayumi inouye ©2007 写真撮影とデザインのみ

「グンタ・ブアナ・サリと同じポスターを、踊り子だけ変えてつくってくれないか?」とグヌン・サリ楽団からリクエスト。

いや~全く同じはダメでしょう・・・ただでさえ派手な衣装や濃い顔が似通ってるんだから・・・どこの楽団が区別つかなくなっちゃうって・・・

「うちはオレッグ舞踊がグループの看板舞踊だから、ユリアティとラーマのオレッグの写真を使って!」と楽団からの御指名です。毎週どちらかが公演を休んだので、1ヶ月間毎週会場に通って、やっと撮れた写真です。中央のチョンドンは誰でも良いという事で、当時、毎週出ていたメリちゃん。

実はグヌン・サリのポスターは2種類あるんです。ちび太作は上の写真。

ポスター完成後、苦情を言って来た外国人がいたそうで、楽団側は困りはてて、写真を入れ替えたそう。

しかし、ラーマ氏の踊りと、彼の叩くトロンポンの出す音は、オーラがグヌン・サリにピッタリだし、父親もこの楽団に縁があるら看板にふさわしいのに・・・と楽団談。 いやいや、ラーマ氏の画像位置を1ミリ左か右か悩みながら一生懸命つくった私も、勝手に改変されて可哀想じゃないか?

ということで、今も使っている2種類の看板、上のと同じだったら ちび太製。 明らかに照明のトーンが違う踊り子が一人混じっている方は、楽団が誰かに頼んで変えたバージョン。

セットで、「今夜の演目」も会場に置いてあり、ありがたいことに名前までデカデカ入れられておりますが、ごめん、これも私のデザインだと思わないで~。写真だけ私が撮影です。