私が踊りを教えている生徒の中から3名を選抜し 大統領夫人の前で踊る。という貴重な機会を頂きました。 ファーストレディと、スリ・パドマの踊り子達 現在のインドネシア第7代大統領ジョコ・ウィドド氏の奥様である イリアナ・ジョコ・ウィドド(Iriana Joko Widodo)大統領夫人 写真では頭に白いジルバブを着用された方です。 この日踊ったのは、バパンまでのレゴン舞踊。 私の教室で特に力を入れている演目パートです。 選んだ踊り子はイルマちゃん、アプックちゃん、ピシちゃん。 小学校3年生と4年生。 ソワソワしながら化粧を直す私。先生の威厳なく付き人状態でございます。ビーサン! 手前に座っているのは、会場となるベベック・テピ・サワー・レストランの オーナー夫人とお嫁さん。どちらも元バリ舞踊の踊り子です。 さて、 イリアナ夫人は、派手な事が嫌いなので知られています。 会場へ到着するまでは、厳戒態勢だと思っていたのですが、いつもと変わらない雰囲気だったので、「ああ、きっと大袈裟な警護はつけるな。と御希望なのだな?」と想像できます。 戦車があると聞いていたので、また写真撮ろう!などと浮かれた事を考えていた私のよこしまな気持ちは、足を踏み入れた途端にかき消されてしまいました。 とはいえスタッフでさえ通常の1/3に厳選され、関係者以外は近づけない。というお達し。 幸い、私と旦那様(カデ・フェリー)は、セキュリティー担当者から立ち位置の指示を受けるだけで済み、本番に臨みました。 ~ 目の前に登場したファーストレディ!緊張いたしました。 ~ ~ 何かキリリとした、凛としたものを感じる方でした。 ~ え?そんだけ?報告と感想それだけ? はい、それしか感想が書けないくらい、あ~っという間に、バタバタバタと時が経過(実際は3時間ですが)・・・いろいろと書いてはいけない諸事情ございまして・・・トーップ・シークレット。 踊りも観ていただき、一緒に記念撮影も済ませ、 無事に、重要な任務を果たしました。 あ、 私でなくて、生徒がですけどね。 「よく頑張った~!お疲れ~!」 夫人が次の目的地へ御出発になった後、 生徒に何か飲ませようと食堂へ向かったその時、 迷彩色の軍服姿に長い銃を持った軍人さんが ワサワサ~ッと湧くように! 「ど・どこに隠れていたの?????」 驚く我々。 さらに、さらに、少し遠いところから、黒い人達も近づいてくる。 いわゆる特殊部隊=スワットってやつですかね。 少しずつ制服が違うのですが、全身黒装束。 黒いゴーグルにデカいヘルメットを着け、体に肉厚の防弾チョッキを巻き、肘膝プロテクター。アーミーの涼しそうな半袖軍服と比べると、冬山登山の様ないでたちの人まで。 軍人さんはライフル持参ですが、こちらマシンガンです。ひ~っ。 そして、同じく、どこに隠れていたの?????です。 この暑い中、数時間、アチコチに身を潜めていたのですよね?? 全く気がつかなかった・・・どんだけ気配が消せるのよ!!! 若手の軍人さんと一緒に! 役目を終えて、みなホッとした顔 カデ・フェリーは事前にセキュリティーの担当者から 「急に走ったりすると、スナイパーが間違って撃つから注意して」 などの注意を受けていたそうです。 そうですよね~、腰のスマホを取るときも 銃を抜く暗殺者と間違えられんようにとか・・・ って、おい、そんな重要な事、ワシにもキッチリ教えようや。