おめでとう、トゥナス・マラガウィ

毎週日曜日の朝、 f と私 m は、地元バンジャール・カラーの子供達と
踊りの練習で顔を合わせます。

この練習は、定刻10時に開始しますが、
その週の担当係を受け持った子は、それよりも1時間ほど早く顔を出して
練習場となる、バンジャールの集会場をホウキで掃いて掃除します。
それが終わると、隣接する寺院
チャトゥール・ブアナ・バンジャール・カラー寺院(Pura Catur Bhuana Banjar Kalah)
へ御供え物をして、他の生徒がやってくるのを待ちます。

やって来た生徒は、まず、この寺院で御祈りをしてから、練習へ臨みます。
(今日の練習が事故なく無事に行えるように。
また、踊りが上手になりますように。と祈っている子もいるみたいです)
10時になると、サンガル・トゥナス・マラガウィの練習が開始となります。

このサンガルは、2011年の春に、たった8人の小学生から始まりました。
バリ舞踊を習いたい!という強い情熱を持った近所の子供達が、
個人的にf studioへ来るようになったのが最初でした。

そのうち、踊りを習いたい子供の数がどんどん増え、広い場所が必要になったために、
バンジャールの長に許可を求めて、集会場を使っての練習を行う事にしました。
この頃から、個人的だったこのサンガルは、地域社会と密接したものになり、
バンジャールの活動の一環としてバリ舞踊の練習に変わりました。

I love dance - Sanggar Tari Tunas Maragawi Banjar Kalah

ここバンジャール・カラーには
「マラガウィ(P.P. MARAGAWI=Persatuan Pemuda Kumara Gana Wijayaの略)」
という青年団の組織があります。
地域に住む青年と少女が全員参加している、大きな組織です。
まだ青年団に入れないような、中学生以下の子供達は、小さなマラガウィとして
「トゥナス・マラガウィ(Tunas Maragawi)」と呼ばれています。

このTunasには「芽」という意味があります。
そこで、これから踊り子としての芽が伸びて双葉が開き、どんどん成長していくように。
という願いも込め、ミニ青年団の名称を使って、この舞踊サークルの名称を
「サンガル・タリ・トゥナス・マラガウィ・バンジャール・カラー」としました。

2012年12月現在、このサンガル・タリ・トゥナス・マラガウィには43名の生徒がいます。
小学生が殆どですが、中学生も通っています。
毎週25~30人の生徒が練習を行っています。

1年の締めくくりの12月、熱心に通って来る生徒達に、何か記念になるものは無いか?と f & m 二人で考え
小さなバッジを贈ることにしました。

I love dance - Sanggar Tari Tunas Maragawi Banjar Kalah

「I ♥ Tari(=踊り大好き!) Sanggar Tari TUNAS MARAGAWI」と書かれたバッジ

他の教室のように、御揃いのTシャツやサロンを作る事は無理ですが、
この小さなバッジなら、カバンにつけて
学校や遊びの場に毎日このバッジを連れて行ってもらえますね。

Salam Tunas Maragawi !
MangSri,DekLuh,DekSri,Wandana,TuMika,Ade,Ajeng,Bila,Juli,GustiAyu,Dila,DePria,
KomingSri,PutuLina,Dian,DeAri,TuLia,Indah,Adis,LuhDian,Cemara,Cendana,DekMang,
MingRatna,MingMun,LuhNik,Cempaka,Dewik,Dima,Dodek,GekIrah,Miyako,Ariani,
PutuNovi,Riski,Eka,LohAde,Anika,Bintang,Putu Ema,Putu Pria,Gek Rahma,Luh Awik

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