パモール

pamor

石灰のことです。
バリ舞踊で、額につける印の白い部分には、石灰を溶いたものが使われていました。
現在は、チューブに入って簡単に持ち運べる歯磨き粉や
白い色がより鮮やかなペンキ、アクリル絵の具、ボディ・ペインティング用のメーク用品が主流です。
しかし、ワリ舞踊(バリス舞踊など)やブバリ舞踊(チャロナラン舞踊劇など)においては、
現在でも昔どおりの石灰が好まれます。
これは、魔よけの意味合いもあるそうです。

宗教的な意味合いが強い舞踊では、必ずつけるみたいです。
ルジャン舞踊を踊ったときには、胸の上に石灰で斑点を描かれました。
また、テレック舞踊を踊ったときには、
耳の付け根の後ろ側にたっぷりと塗られました。
垂れるくらい、タップリの大サービスで、
さすがにこちらの方は、数日、皮膚がかぶれました。